【必見!毎日ツラい方へ】会社「辞める?」「辞めない?」

転職4回。経験した今、語れること

野生の動物たちは身の危険を感じると、威嚇行為によって相手を遠ざけたり、時に逃げたりと、命を守るために様々な行動をします。人間も同じ動物なはずですが、理性的であるために、世間体だとか立場、家族などを守ろうと身を犠牲にすることがあります。逃げるべき時でも逃げずに我慢したり無理に戦ったりすることも、社会人になってからは特に多かった気がします。「逃げる」というのは少しネガティヴに聞こえる表現かもしれません。しかし、それはとても大切な選択肢の一つなんだと、今、実感しています。

この記事のテーマでもありますが、仕事を辞める?辞めない?というのはとても難しい悩みです。私はこの悩みと向き合った頃、その時々の状況に応じて選択肢を増やしながら、少しずつ解決に向かっていきました。

今の仕事を今のまま続けるのか、今の会社で別の仕事をするのか、部署、上司をかえてもらうのか、それとも職をかえるのか…

社会人になると悩みや迷い、葛藤が増える方も少なくないのでは、と思います。ですので、現状を我慢する、耐える、というだけでなく、もっと前向きに自由度をもって何を選択するのかを考えていいと思っています。

前置きが長くなりましたが本題に入っていきます。

辞める前にすべきこと

基本、職を変えると今の仕事の悩みが無くなる、ということもありますが、抱えている問題やその程度によっては、わざわざ転職しなくても解決されるものもあります。まだ現職を辞めないにしても、予め、転職先の候補を探しておくことは決して悪いことではないと思います。

そんな中で今の会社でやっておけること、いくつかご紹介します。

  • 転職活動やエージェントへの相談
    • どういった職種や年収の仕事があるのか確認しておく
    • エージェント(無料のものでOK)を使って自身のスキルや適正を把握しておく(エージェントに相談すると色々聞いてくれるので、年齢、経験、実績などから自分の能力値を総合的に判断してくれます。新たな適正職種が見つかることもあり)
  • 給与の支払いタイミングや労働条件通知書(契約条件の再確認)
    • 給与支払いは会社によって前払い、後払いがあるので転職のタイミングで毎月の収入が途切れないか、確認しておく(私は前払いの会社があり、給与が1ヶ月分途切れてしまった経験あり)
    • 給与が固定残業込みかどうか、みなし残業は何時間か(例:みなし残業30時間であれば、30時間までの残業時間は残業代として反映されない)、退職金制度や休日出勤手当の有無など
  • 勤務実績の記録
    • 実働時間(休憩の取得も踏まえて)
    • 公休回数
    • 給与明細の保管
  • 会社への転勤や配置換えの相談
    • 精神や肉体、業務に支障が出ていると自分で思う場合は思い切って相談する
    • 窓口を選ぶ(直属の上司はより言い辛いと思うので、上司のその上の方や、社内相談の専門窓口があればそこを使う)
    • 理由内容は箇条書きなどにして具体的に。実際のエピソードもあるとより伝わる(例:コミュニケーションを取るのが精神的な負担である。その理由はこんなやりとりがあった、など)
  • その他、周囲への相談
    • 家族、知人、パートナー
      • 特に自分の仕事が変わることで少なからず影響を及ぼす人には相談しておく
      • 新たなアイデアや選択肢も生まれる
    • 労基署
      • 会社を恨む必要はありませんが、もらうべきものはきちんともらう。その為の一つの有効な手段が労基署への相談です。(私は前職を辞めた時、会社の方と会わずに揉めることもなく、過去の未払い残業代約80万円を全て支払って頂けました)
      • 客観的証拠が必要なので、労働条件通知書や、タイムカードの記録などを見せられるようにしておきましょう。

辞めて良かった!理由3選

1.視野が広がった

 まさに井の中の蛙だと痛感しました。会社の組織の考え方や役割分担、売上の獲り方や費用の使い方、人や物の管理方法も多種多様で、仕事の見え方が変わり、柔軟性も身についたと実感しています。

2.楽観的になった

1回目の転職は悩み初めて3年掛かりました。辞めたい気持ちより、見えない先の不安の方が大きく、悶々としているうちに3年が経った、という感じです。そして紆余曲折もあって気づけば転職も4回。後悔よりも得た経験が大きく、意外となんとかなるもんだ、と感じます。日常や仕事の悩みについても、「これもなんとかなるだろう」と思えるようになりました。

3.人間として成長した

サッカーの元日本代表の本田圭佑選手が、自分の夢の実現のために、サッカー選手として成長するために最もこだわったことが「環境」だったそうです。環境によって人は成長する。私もとても実感しました。様々なビジネスモデル、商圏、客層、客単価の仕事にも触れることができましたし、それ以上に色んな種類の知識やスキル、特徴を持ったビジネスパーソンと出会い、刺激を得たことが成長のきっかけになりました。

悩み大きさや深さも、その解決策も人それぞれです。

1人では解決できないこともあります。

どうか、抱え込まず、不必要に背負い込まず、ご無理されないように…

長文お付き合い、ありがとうございました。

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