筆者である私は20年以上外食産業に携わり、フードビジネスマンとしてコミュニケーションやカウンセリング、コーチングを500名以上、実施してきました。メンタル関係についても5年以上、勉強と実践をしてきた中での方法をお届けします。
イライラしやすい人の特徴
・几帳面な人
・真面目な人
・完璧主義な人
・人に頼ることが苦手な人
・競争心が強い人
・せっかちで気持ち余裕がない人
・他人への気配りが過剰な人 など
ちなみに私は「繊細さん」の自覚があり、上記特徴のほとんどが当てはまっています。他人からは温厚に見られますが、その内心、イライラしていることが多い人間です。
イライラしないための考え方
『離別感を意識すること』
イライラしている時、一体何に対して気に入らないのか確認します。私の場合、大抵は相手が思い通りにならない、期待していたようにやってくれない、ことが殆どです。自分が几帳面で完璧主義な傾向が強いあまりに、知らずしらず相手にも求めてしまっていることが多いんだな、と気づきます。
こういう時に大切な考え方が「離別感」。心理学で用いられることが多い言葉ですが、意味は「 相手は自分と違う人格や考え方を持つ、別の人間である」 という感覚のこと。
日常はあまり使われない言葉ですし、この別の人間、という感覚はあまり意識せずに育ってきた方が多いのではないでしょうか。
また、小さい頃は周りの人に迷惑をかけてはいけない、目立つことをしてはいけない、ということから、「違うこと」=「違和感」として認識している方もいらっしゃると思われます。
自分の理解出来ない行動、期待していない発言をする相手をみた時に、「離別感」を思い出し、この方は私と全く違う星に住んでる人なんだなぁ、と考えるクセづけをしてみるのはいかがでしょうか。
イライラしやすいのは、「変えられない性格」ではなく、「時間を掛ければ変えることのできる、思考のクセ」なのだそうです。
イライラした時の抑え方
声の影響力を使う。「ゆっくり」と「低音」で話す。
1人の時など、周りに悪影響がない時には、私は無理にイライラを抑える必要はないと思います。
しかし、仕事中など相手がある時、離別感を意識していても、それでもやはりイライラがつい出てしまうことがあります。
相手に伝わってしまうと、大切な顧客を逃してしまったり職場の人間関係に溝ができてしまったりするのは良くないですよね…
イライラしていると知らず知らず、高圧的で早口。声も少し甲高くなっています。
こういう時、気持ちをコントロールするよりも、「話す速度」と「声のトーン」をコントロールします。
・ゆっくりと
・低い声で
イメージは、「スローモーション」で話す。自分の落ち着いた、ゆっくりとした話し声を聞くことで、気持ちも徐々に落ち着いていく感覚があります。逆に自分の怒鳴り声でさらにヒートアップする人も多いですよね。
余談になりますが、この声のトーンの使い方は気持ちが下がっている時に、気分を上げたい時にも有効です。
元気がない時、大きな声は出せませんが、トーンを上げることなら無理なくできますし、それによって、テンションを変えていくきっかけづくりになります。
最後に…
今回もお読み頂き、ありがとうございます。真面目な方ほど、イライラはよくない、変えなくてはいけない、と自分を責める傾向が強いようです。
自分をアップデートさせて変化していくことは良いことです。しかしながら、変わろうとしてるのに変われないことは、大きなストレスになってしまいます。変われなくても、どうか自分を責めずに、変わろうとしているだけで、もう十分!よくやってる!と自分を労わる気持ちを、どうか忘れずに…
ありがとうございました。
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